1. 液状化危険度(PL値)は,道路橋示方書で規定されている,地盤の液状化の程度を大まかに表す指標です. PL値は,過去の液状化事例に基づけば,被害との対応は次のようになります.
    PL値被害の程度
    30以上液状化の程度が著しく,被害が顕著に現れる
    15〜30液状化現象が見られ,被害が発生する
    5〜15液状化発生の危険性がある.被害が発生することがある.

  2. 液状化判定は,約500mの領域ごとに定められている1つの地盤モデルを対象として算定しています.
    郵便番号の領域がカバーするメッシュの液状化判定結果を集計し,液状化危険度(PL値)の最大,最小が表示されます.

  3. 郵便番号については,一部領域を特定できないものがあるため,代表する1メッシュのみで集計されたデータもあります.

  4. 液状化は,水で飽和されたゆるい砂地盤で起こります. 粘土質の地盤や岩盤は液状化しないので,このようなメッシュは白で表示しています.

  5. 検索結果では,
    ・郵便番号の領域がカバーするメッシュ数(エリア内メッシュ数)
    ・液状化判定をする必要があるメッシュ数(液状化対象メッシュ数)
    を表示しております.
    全ての領域で液状化判定をする必要が無い場合は,「液状化判定対象のメッシュがありません」と表示されます.

  6. 東海地震のように断層が非常に大きい場合には,強い揺れが1分以上続きます.
    継続時間(地震の揺れが続く時間)が長いと液状化しやすくなるため,ここでは,長い継続時間の影響を考慮して判定を行っております.

  7. 少しでも多くの方々が,地震防災に対する意識を高め、個人や家族でできる具体的な対策をおこなうきっかけになればという目的で,このシステムを提供させて頂いております. システム開発には、研究室学生が非常に熱心に取り組みました. このシステムを利用されて気づかれた点,なにか具体的にされた事などがありましたら,是非e-mailにてご連絡下さい.

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